なんとか鉄刀を作った。
ココット村ではろくすぽ武器の強化、生産もできなかったヘボハンターが凄い進歩だなと我ながら思う。
「自分で自分を褒めてやりたいと思います」と一人虚しく他人の名言を呟く。
人間お気に入りの物を手に入れたらそれの性能を試したくなるのが人情である。
ウキウキしながら肉食獣狩りへ。
物が太刀だけに辻斬りだ。モンスター側にしてみれば迷惑この上ない。
ココット村でも小型肉食獣は狩っている。
言ってみれば勝手知ったる幼馴染の様な存在だ。
(幼馴染を辻斬り・・・・)
村長ちょっと幼馴染に会いたいんでクエストください。
太刀を背負って怪しい雰囲気。
村長が紹介してくれたクエストはギアノスの討伐。
・・・・ギアノス・・・・?
ギアノス?ギアノス?そんな名前だったっけかな?
(幼馴染の名前覚えてない)
それとも結婚して苗字が変わったのかな?
と送迎ニャイルーバス(落ちた時に乗せてくれるあれ)の中で考えていた。
すでに何度も訪れた勝手知ったる雪山。
無駄にハイテンションで登山。
いたいた・・・。未だなんの卵か解らない卵が採取できるあそこに。
獲物を見つけた辻斬り・・・じゃなかったハンターは全力ダッシュ!
「?」
一瞬動きが止まる。
故郷に帰って幼馴染の変化にとまどうことってない?
そんな感じ。
あれこんなに美白だったかしら?
まあいい久し振りだから多少記憶間違いをしているに違いない。
再会を祝って切り刻んでくれる(迷惑)
走りながら抜刀!
スカ
もう一度
スカ
・・・・。
ああギアノス君薄いからね当りにくいのよね・・・。
と自分を騙し切りかかる。
上段切り、上段切り、上段切り、上段切り!!
当たらない・・・・。
上段切りをするとギアノス君バックステップでかわすのよ。
完全に頭に血が上ったヘボハンター上段から切まくるが当らない。
説明書には連携攻撃がしやすいって書いてあるんだけどな・・・。
上段切りしか出ないんだよね・・・。
「え~い訳が解らん!!」
「え~いこのボタンだ!」と〇ボタンを押す。
マイアバターは突きをくり出す。そしてギアノスにブスッと刺さる。
おお当たった!!と喜ぶ。
そうか〇ボタンも押せばいいのか。
今まで攻撃は△ボタンだけで生きてきたからな・・・。
突きから出せば当たるんじゃな?
と疑心暗鬼ながらもやってみる・・・。
成功して一匹目を屠る。
おお私に太刀向いてるんじゃない?と何か勘違いしだす。
二匹目に切りかかる。
突きから突きから・・・。
と自分に言い聞かせ突きを狙う。
真っ向から向かい合うギアノスと私。
攻撃を仕掛けるとギアノスはバックステップでかわすそしてマイアバターも横薙ぎ切りをしてバックステップ。
「あ~お前まで後ろに下がらんでいいんだ!」
と混乱する私。
「まあいいミスは誰にでもある・・・次こそ当ててくれよ」と
ぶつぶつ文句をいいまた挑む。
しかしなぜかマイアバターは突きをださず横薙ぎ切りバックステップを繰り返す・・・・。
「なんでだ~!!!!」と切れる。
「なんで思えは私の言うこときかないんだ~~~」
「ピーピーピー」(自主規制)
PSPをスリープモードにして一頻憤慨。
・・・・暫くお待ちください・・・・・
説明書を取り出して原因を究明。
え~と太刀、太刀っと・・・。
抜刀、上段切り・・・△。
突き・・・〇。
あった、横薙ぎ切り・・・・。△〇同時押し・・・。
同時押し・・・。同時おしだと!
私は〇のつもりで両方押していたのか・・・・。
間違って〇と△両方を押してたのか・・・・。
完全に私の操作ミスじゃないか!
ごめんよマイアバター。
マイアバターに謝るつもりでプレイするとあっと言う間にギアノスを討伐してしまった。
多分マイアバターも憤慨してその怒りで切り刻んだと推測さる。
アバターの力を借りないと小型肉食獣も狩れないヘボハンターがこれからもやっていけるのか、
不安だ。