これは高校時代2年の夏私は入院していた。
お決まりの病院ネタである。
ただここは病院の新館にあたり当時は、まだ築数か月。
設備も完成しきってないときである。
当時中学生の少女と私は仲良くなった。
当時から絵を描いていた私。その日も面談室で絵を描いていた。(他に机がなかったので)
ちょうどその時、中学生の女の子が家族を連れて前を通った。
彼女の家族が私の絵に興味があるらしく私に話しかけてきた。
私も描きながら受け答えする。その時の彼女の家族は
彼女、父親 母親、妹、弟の五人だった。
入院中の人恋しさからついつい話し込んでしまう私。
10分ほどだろうか話していて不意に弟さんの姿が見えないことに気付いた。
ここに来た時からから妹さんの腕にへばりついてつまらなさそうにこちらを見ていたから、
つまらなくてどこかに行ってしまったのかもしれない。
子供に病院は退屈だろうから。
病院の中とは言え迷子になっているかもしれない。
私は彼女にそしてお母さんに聞こえるように言った。
「弟さんは?」
彼女は初め何を言っているのか解らない顔をしていた。
彼女は二人姉妹で初めから4人しかいないと言う。
神霊体験したとはしゃぐ彼女を横目に私は病院の新旧を問わずそういうものを呼びやすい場所なのかなと思った。
だって一番死に近い人間ばかり集まっているのだから。
追伸。
そのご彼女も彼女の妹にも異変が起こることもなく私より先に退院していった。